2020年になって突如ハイキュー!!にハマりました。
先日アニメ1期を一気見で見終えたところですが、
1話1話を丁寧に振り返りたいと思い再視聴中です。
第1期を見終えた状態で、「あのシーンを知りながら改めてここ見ると~」ってな話の仕方をしているので、一応先々のネタバレ注意です。
中高バレー部だったので思い出話とか自分語りも混ざってます。
先輩たちが優しかった理由
もちろん、元々の優しさってのもあったんだろうけど、この旭さんとノヤっさんのことがあったから、ちょっと敏感になってたのかなーって。
青城との練習試合でも、メンタル弱々の日向に対して、先輩たちの手厚いフォローが優しすぎだろって思ってたんだけど、もうケンカ別れみたいなのだとか心折れて練習に来なくなるなんて人を出したくないって感じだったのかなーとか。
もしかしたら、旭さんは戻ってこないかもしれないっていう状況もあり得たわけで、戻ってくることを願いつつも、戻ってこなかった場合を考えて、この新しい1年生を加えたメンバーでチームを立て直していかなきゃなって。
だからこそチームを乱すかもしれない最初の影山と日向に大地さんは厳しかったわけで。
スガさんが献身的なまでに日向に面倒見良かったのも、もちろん元々の性質はあるんだろうけど、エースの心を折ってしまった責任とかを感じていて、セッターとしてトスをあげるのが少し怖くなった自分がいて。
ならせめて今の自分ができることを、と償いや埋め合わせの気持ちもあったんだろうか、とか考えるともうきゅうぅぅうんってなる。
あんな楽しそうで優しそうな先輩たちの笑顔の裏側に、そんなのもあったのかなーって思いを巡らせるとまた余計泣けてくるし、1話~7話までを違った視点で見られて楽しいですよね。
9話!!!!!
はーーーやばーーー。
— naota (@ka_naota) 2020年9月12日
今日最終回だったかなってくらい盛り上がって感動して泣いた。旭のために上げ続けたトスとか。打ち抜くエースだとか。回想シーンからもうずっと田中さんばりに泣いた。#ハイキューアニメ#第9話
もう初視聴の時は、本気で本気で泣きました。
自分の中で第一期前半の一番ハイライト話です。
試合で連続でブロック止められて潰されちゃった旭さん。
スパイクを打ち抜くイメージが持てなくなってしまった旭さん。
「もう一回頑張る」って思えなくなってしまった、「自分にはもう」って闘争心を燃やせなくなってしまった。
そんな旭さん再起のお話です。
「スガにも西谷にもあわせる顔がない」っていう話を大地さんにはできるのいいですよね。
青春を思うと心かき乱される
ハイキュー1期9話
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
鵜飼コーチのいうノスタルジーが、わかりみしかない……。
漢字むっちゃ間違っとる。「烏養」コーチでしたね。
「あそこには青春が詰まっている。
あの体育館とか部室が昔と変わらなくても俺があそこに戻ることは絶対にできない。
あの限られた時間の独特の感じ。あの場所のあの時間にしかない空気みたいな」
はああああぁぁぁぁぁぁぁ。揺さぶられる。青春ってなんなんだろ。
なんかもう、これすべてを物語っていますよね。ハイキュー!!というこのお話の。
あの場所のあの時間。そしてあの仲間たち。
今、現役でわーわーやってるみんなも、この3年間しかないわけで。
特定のこのメンバーでってなったら、1年しかないわけで。
この全力で駆け抜けた3年間ないし1年間も、いつかこの独特な感じとなってしまうんだよなぁっていう。
今、みんなと一緒にいられる、この限られた時間。この貴重な時間をどうやって過ごすのか。
はああああぁぁぁぁぁぁぁ。
なんなら、私は今このタイミングでハイキュー!!にハマっていることに対してどこか寂しさも感じていて。
2012年から2020年まで連載されていたハイキュー!!に、原作が終わったこのタイミングで。
既にコンテンツは出そろっているから、一気読みや一気見もできるんですよ。
でも、リアルタイムで連載を追っていた時間、一週間一週間をドキドキハラハラしながら過ごすあの時間はもう過ごせない。
もっというと、中高生の頃ハマっていた漫画やアニメたち。
掲載・放映があった日、みんなで感想をわいわい語り合うために学校に行くのが楽しみだった。
今、当時ハマっていた漫画たちを読んでも、普通に面白いのは大前提で変わらないんだけど、あの頃のような感覚にはなれないんだよなぁっていう。
なんだったんだろう。あの空間は。はぁ。自分語り。
菅原さんのセッター
セッターの責任。
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
エースの重圧。
主将の立場。
3年生!!!
「俺は影山が入ってきて正セッター争いしてやるって思う反面
どっかでホッとしてた気がする。トスをあげることにびびってた。
俺のトスでまたスパイカーがなんどもブロックに捕まるのが恐くて
圧倒的な実力の影山の陰に隠れて安心してたんだ」
あーーーーーーーーーーーーーーー(泣)。
青城戦との練習試合で、セッター外されて絶対複雑な気分だったろうに後輩に優しくできるの人格者だなぁなんて思ってたけど、こういうこともあったんだなぁって。
苦しかったんだよね。
セッターの自分が誰にトスをあげるか決めなくちゃいけない。
スパイクがブロックに捕まったら、自分が判断を誤った、と。
じゃぁ次は誰にあげたらいい? どうしたらいい? また捕まったらどうしよう。
試合の一瞬一瞬の中で判断を求められて、やっぱりどうしても苦しい時判断が追いつかない時、エースに頼っちゃう。
自分のトスのせいでエースを苦しめた。エースを駄目にさせた。
圧倒的な実力の後輩が入ってきて、もうそんな苦しさと恐さと戦わなくてすむんだ。
この実力差なら仕方ないよねって逆にかっこがつく。
もう自分の判断ミスでチームが負けることもないし、自分のトスで誰かを苦しめることもない。
自分はもうセッターやらなくていいんだ。
って、どこかでホッとしてた。
からの、
「スパイクがブロックに捕まる瞬間考えると今も怖い。
けどもう一回俺にトスあげさせてくれ 旭!」
あああああああぁぁぁぁぁぁ。
「影山
負けないからな」
あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(感涙)。
旭さんが戻ってきてくれたおかげで、菅原さんはもう一回、って思えたんだよなぁって。
この時、旭さんが戻ってきてくれなかったら、セッターとしての自分はもういいやって思ったままでいたかもしれなくて。
正セッター争いしてやるって思いつつも、どこかでもういいんだって。
この第9話、 旭さん再起の話でもありつつ菅原さん再起の話でもあったのだなぁと。
試合始まったよ
菅原さんのジャンプトス!!! 麗しい!!!
視聴者的に初めて見る菅原さんのセッター姿。
天才変人トスの影山の陰に隠れちゃってたけど、あたり前なんだけど普通にうまいんだよなぁと。かっこいい。
大地さんが誇らしげなのがよい!
回想シーン
試合の緊迫感というか圧されてる感がすごい伝わってきてガクガクする。
ハイキュー!!のBGMすごい雰囲気伝わってきますよね。めちゃ好き。
「俺はリベロだ!
守備の要でチームの要だ!
けど、俺に点は稼げない。」
リベロであることに誇りを持ってるノヤっさんだけど、けれどどんなに護ったって自分には点を稼げないっていうもどかしさ。
だからこそのエースに対する想いとかを考えると、あぁもう熱い。
ラスト4分の盛り上がり半端ない
旭さんの「思うよ。何回ぶつかったとしても、もう1回打ちたいと思うよ」のセリフの声が、すごく絶妙に涙声含んでいて、あぁーもぅーって聞いてるだけで心揺さぶられる。
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
みんながバレーを始めたきっかけはまだわからないけれど、
バレーが「好き」だからバレーをやってたんだよね。
旭さんの性格的に、自分から闘争心燃やしてエースもぎ取ったっていうより、続けていたらこの立場になったって感じな気がして。
「エース」っていう立場になっちゃって、苦しい場面ややりにくい場面でも自分が決めなきゃっていう重圧を背負うようになっちゃって、
ただ「好き」っていう気持ちだけじゃいられなくなっちゃって
その重圧とかが「好き」っていう気持ちを潰してしまうこともあるわけで。
合わせる顔がないとか、勝つとか負けるとかじゃない、それ以前の話。
心の中から湧き上がる「打ちたい」っていう衝動が、もう消えちゃっていたらどうしようもない。
バレーを嫌いになっちゃっていたら、もうどうすることもできない。
だからこのセリフが、絶妙な涙声が響く。
「思うよ。何回ぶつかったとしても、もう1回打ちたいと思うよ」
旭さんはまだ、失っていない……!
「それならいいです。それが聞ければ十分です」
"打ちたい"って思う。
それがあるなら十分ですって。
めちゃくちゃカッコいいノヤッさん……!
「壁に跳ね返されたボールも 俺が繋いでみせるから
だからもう一回トスを呼んでくれエース!」
あーーーーーーー泣くーーーーー。
「もう1回! 決まるまで!」って影山が言うのもあああぁぁぁぁ。
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
もう1回!! 決まるまで!!
ここでこれを影山がスガさんに言うのが本当に熱くなる。
勝手に、影山は厳しいタイプの人間かなーと思っていたので、「試合で潰れて一ヵ月も練習出てこない人間とか、もう勝ちに必要ないでしょ」って切り捨てそう……って思ってたのに、日向に連れられてだけど旭さんの教室に通ってたり結構気にかけてくれる人なんだなーと。
それが、元々の影山の人間性なのか、自分と同じく試合中にトラウマできちゃった旭さんに対しての親近感?的なものなのか、私はまだ読み取れていないんだけれども。
(そういえばだけど、中3春のあの試合の後、影山はどうしてたんだろう。
練習行かなくなる、なんてことはしなさそうだけど、今まで通りと同じように他メンバーと練習はできなかったろうになーって。)
その旭さん再起のためには、ここで決まるまで打たせないと! っていう。
スガさんも迷わず恐れず託させないと! っていう感じだったのかなぁ。
見返すと、旭さんの再起よりもスガさんの方を気にしてたんかなぁ。
セッターとしてのスガさんをもとに戻したい。対等にぶつかり合って正セッター争いしたいと思ってたのかなぁと。
全力でセッターのトスを呼ぶエースの叫びを聞いて、どういう気持ちだったのかなぁ。
ブロック、ここで手を抜いたら意味ないだろってのもいい。
全力でやって、それで打ち抜くことができてこそ、立ち直ることができる。
ドSかもだけど愛しか溢れてないSだよね。
旭さんみんなに愛されすぎじゃあんっていう。熱い。
「もう1本」「もう1回」という重圧でしかなかったこの一言が、同じお話の中で再起や信頼や希望に変わっていくのが熱い。
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
「エースが待ってる。トスを呼んでる。ネットから少し離した高めのトス。何本も何本もあげてきた旭の得意なトス。」
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
「単純なこのトスでも精一杯丁寧に」
日向&影山ペアと違って、普通のオープンってのがまたいいよね。
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
なんの変哲もない普通のオープンだけど、旭さんのために緻密な調整を重ねて定まった"ネットから少し離した高めのトス"なんだ。
影山が天才技で日向にバシっと合わすのに比べ、
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
菅原さんは何回も調整を重ねて時間をかけ旭さんの得意なトスを築き上げたイメージ。
2人が過ごしてきた2年間の練習の日々を感じてしまってあああああってなる。
旭さんとスガさん、相手を大事にするあまり双方が気を使いすぎて遠慮しあってる感よい。
— naota (@ka_naota) 2020年12月25日
かたや西谷は先輩だろうと遠慮せずガンガンぶつかっていくのよい。そしてそれも相手を想うからこそ。熱。
やりにくいのが全部集約されちゃうエース。でもそれを撃ち抜くエース
— naota (@ka_naota) 2020年9月12日