先日、1期の最後まで見終わったアニメハイキューですが、
1話1話の感想を丁寧に綴りたいなという想いで再視聴中です。
第1期を見終えた状態で、「あのシーンを知りながら改めてここ見ると~」ってな話の仕方をしているので、一応先々のネタバレ注意です。
中高バレー部だったので思い出話とか自分語りも混ざってます。
徐々に成長している影山
青城の人に煽られて、「あぁ」って大人な返しができた影山。
その後、田中さんとスガさんが影山の背中バシーンってするのが本当に好きなんだよなぁ。
他のチームメンバーみんなが、
影山が中学と違うところ見てろ! って姿勢なのがいいよねぇ。
この、「自分の側」についてくれている人がいるってことが、どれだけ影山の支えになっていくのかな、とかさ。
他チームのことなめくさった態度の人がいたり大地さんみたく礼儀わきまえた態度の人がいたり、リアル。
人として、他校の生徒として、礼儀をもって接する人もいるけど、
自分より下手なやつって下に見る人もいる。
場合によってはコーチや監督っていう「大人」たちからも下に見られてるなコケにされてるなって感じる時もある。
この、社会的な立場に守られている感じや、「みんな違ってみんないい」みたいな優しい世界観がとっぱらわれて、実力や能力だけで生身の自分がジャッジされる感じが、現役時代は苦手だったなぁ。スポーツ向いてなかったなぁ。
田中さんに救われるー。
緊張のあまり空振って人のボールまで取りに行っちゃって自爆するの、トラウマすぎて見ていて辛い……。
— naota (@ka_naota) 2020年9月8日
でもそれをドンマイってサポートする仲間達が羨ましくて。
田中先輩いい人すぎやん。日向と一緒に勝利の舞やってるの可愛すぎやん……。#ハイキューアニメ#第6話
この、今のまんまの下手なお前でいいから、フォローするから大丈夫!
って言ってくれるこの感じ。なんて頼もしいことでしょうか。
下の人のことを気にかけてあげられる人。
確かに、ここでドンマイ! 的なことを例えば大地さんが言ったとして、
でも大地さん優しいし主将だしそう言ってるだけでしょ、裏では絶対クソとか思ってんでしょって疑っちゃう。
小心者のネガティブなめちゃいけない!
絶妙に仲が悪い1年組。笑
チームメイトに本気で怯える日向とか。
仲間の失敗をフォローするんでなくて煽る月島とか。
ブロック並びながらネットのこっち側で睨み合う影山と月島とか。
でも正直、このくらいストレートの方がいいよなー。
時には本音でぶつかっていかなきゃいけない時だってあるだろうし、うわべだけ仲良しにやってたって、ねぇ。
「お前さ。一体何にビビってそんなに緊張してんの?」
って言葉とか、結構本質だよなとか思ったり。
この1年生組が今後どう変わっていくのとかも、楽しみ。
今、作中では4月? 微笑ましい時期だよね
日向の初心者っぷりのシーン。
レシーブがまだ下手だったり、もの凄いサーブのミスしたり。
でも、今、作中では4月なんだよなぁって思うと、微笑ましくなってくる。
日向の場合は厳密には違うけど、場合によっては高校生からバレーを始めた完全初心者がチームにいる時期でもあるんだよね。
他校との練習試合とかで、めっちゃくちゃに超初心者がいたりして。
自分も最初はあぁだったなぁと思ったり。
それを、周りの先輩がフォローしてたりさ。ひたむきな姿とか。
んで、数ヶ月後に別の練習試合とか大会とかで見かけて、うまくなってたりすると、すげぇなってなったりして。
小出しにされるバレーのルール
1話の頃からそうだったけど、台詞の中にさりげなくバレーのルールが説明されていたり、初心者ポジションの武田先生が自身の確認の体でルール説明していたり。
バレーを知らない読者が、退屈なく話に入れるように、けれど話の理解に必要なルールを無理なく自然に頭に入っていけるように。
そういう工夫がなされているんだなぁ。
「守備専門のリベロ」というポジションについても、今までの会話の中でも何回かちょろっと出てきてて、それもリベロキャラが出てきた時に理解しやすい工夫なのかなぁとか。
こういうの、今まで意識していなかったけど、他の色んな漫画なり映画なり作品なりで、そういう工夫っていっぱいあったんだろうな。
バレー経験者だから、今回は「なるほどここでこのルール説明してるのか」ってなったけど、知らないところで気づかないところで、ストレスなくお話にすっと入りこめる工夫がいっぱいなされているんだろうなぁと。
ものづくりってすごい。