naota’s diary

アニメや漫画の感想を好き勝手に解き放つ感想妄想ブログ。男女とかBLとか夢とか感想に擬した自分語りとか入り乱れているのでご注意を。

ユーリ!!! on ICE の思い出を語る

 

本放送を見て魅力に引き込まれた大好きな作品。

アニメはよく見るけど基本TV放送を見るだけ~なゆるいオタクな私が、

生まれて初めてイベント行ったり唯一DVD持ってたりする作品がこれです。

 

DVD持ってるのに、一挙上映イベントでも何回も見たのに、

Huluでやってて、ついまた見ちゃうっていうね。

 

 

スケートのスの字も知らなかった私がスケートの魅力にハマる

アニメ視聴前、「フィギュアスケート」に関する知識は

「真央ちゃん」「羽生くん」

のみ! のレベルでした。

 

勇利がヴィクトルの離れずにそばにいてを滑り終わって息を切らせているシーンを見た時、

「えぇっ。スケートってこんなに息あがるんだ。氷の上でスイスイらくらく滑ってるわけじゃないんだ」

って驚いたのをよく覚えています。

 

いや〜〜〜しかししかし。

この勇利のヴィクトル完コピシーン。

 

これに衝撃を受けたんです。

これはアニメーションなの?! すごい!! と。

フィギュアスケート全然知らないんだけど、それでもすごく綺麗な動き!

本当に滑ってるみたい!! 綺麗!!

ってもうこのシーンでグイグイ引き込まれて。

ジャンプからカッと着地して身体が振られて流れていく動きとか本当に好きで。

 

優ちゃんに向かって近づいて手をわいわいやる瞬間あるじゃないですか。

もうあれとかカッコ良過ぎてあんなの近距離でやられたら惚れざるを得ない。 

 

故郷に帰ったのに元の場所ではない寂しさ

これ多分進学や就職で一旦地元を離れまた戻ってきたことある人には痛感する感情なんじゃないでしょうか。

故郷に帰ったのに、自分の元の居場所がない感覚。

実家もこの街も数年前と同じようにあるのに、人やそこに流れる空気は確実に変わっていて。

故郷に帰ればあの頃のように同じように楽しく過ごせると思っていたのに

自分がどこか別の街で過ごして変わっていっている間に

故郷にいた人だって同じように変わっていっていて。

自分と自分の思い出だけが置き去りにされているような。

 

ずっとそこで過ごしていた人は、今まで築いた生活をそのまま継続していくけれど

ぽっと帰ってきた自分はこの空白期間を、そしてこれからをどう扱っていったらいいのかなとか。

元居た場所に戻ってきたのに、1人で新しく始めていかなきゃいけない、不安と孤独感。

そしてこの「これからどうしていこうーー」っていう中のラストに雲の上の存在のようなヴィクトルが自分のところにやってくるという大インパクト。

もう第1話で完全に引き込まれてしまいますよね。

 

 

優ちゃんに憧れて、優ちゃんが憧れたヴィクトルに一緒に憧れて。

一緒にヴィクトルの真似をして滑ったあの日々が楽しかったのに。

どこかで、このまま優ちゃんと過ごす日々をとるか、スケートに打ち込む日々をとるかっていう岐路があったのかなぁ。

世界に出て、いよいよ優ちゃんに告白ーー! かと思いきや、すでに子持ちかーい!

って初見の時は一瞬にして崩れ去ってしまったよね。

 

 「自分よりスケートがうまかった」という優ちゃんは、いつスケートを辞めてしまったのだろうなとか。

 

そして今更なんだけど、スケートで海外行っている間に優ちゃん結婚しちゃって子供もできちゃってっていう話かと思ったら、子供たち6歳で、勇利が地元を離れる前にはもうって話なんですよね。

しかし19歳で三つ子生んで育てるって凄いなー。

 

ユーリ!!! on ICE の アニメ公式サイトを作った人に感謝を述べたい

毎回、「今期何のアニメ見ようかな〜」っていうノリで見るアニメを決めるんですが、余程前々から話題になってて気になっていたというもの以外はだいたいはキービジュアルやストーリーを見てピンと来たか否かで決めます。

さらに公式サイトに訪れてみて、再びピンと来たかどうかで決めます。

 

で!

ユーリ!!! on ICE も、キービジュアルを見て気になるけどどうしようっかなぁと。

フィギュアあんまり知らないしスポ根だったら別にいいかなよしサイト訪れてみよう。

って感じでした。

 

 

サイトに訪れてみて、からの

 

  1. 画面TOPにリンク上の足元だけの映像が流れ、リンクを滑るその音だけが静かに響く。
  2. 『Yuri on ICE』が突然流れ始めてスケートを滑る映像が流れる。

(今は変わっちゃってるけど、当時はたしかこんな感じ)

 

に、完全に引き込まれて!

 

なんだこの氷の静かな音は。

なんだこの綺麗な曲は。

 

 

よし!!! 見る!!!

 

ってなりました。

 

 

それがきっかけで、こんなにも素敵な作品に出会えたというのだから、もう本当にありがとうって。

 

で、これの何がすごいって、その数年後、WEBデザインの本を読んでいたら、たまたまこユーリ!!! on ICE のサイトが事例紹介に載ってて。

 

「氷を滑る静かな音で閲覧者の注意を惹きつけ、曲を流してさらに惹きこませるように作りました」的なことが書いてあって、

まさに! それまさに私がそうなったやつ!!!

って感動。

 

あの揺さぶられた感情が、意図して設計されたものだったなんて。

デザインって凄いなぁって感嘆しまくったのを覚えております。

 

 

OPも本編もEDも最初から最後まで全部好き

ユーリを見始めたきっかけは先ほどの通り。

で、OPでまたさらに引き込まれるっていう。凄い好き。

曲も歌詞も突き刺さることながらこの手書き風っぽいアニメーション。

正直、これが普通のよくあるアニメのOPだったらまた違ったかもなぁなんて思う。

よくあるアニメのOPがダメってわけじゃなくて、本当このOPがこの作品の雰囲気にめちゃくちゃあっている。

水彩絵具が飛び散るような感じとか、綺麗な滑る動きだとか。

ヴィクトルが手を伸ばしてずーんって後ろに下がっていくとことかほんと凄い好き。

歌詞も曲も突き刺さるよね。

We were born to make history だよ!

 

ED。

まだまだ雲の上の存在であるヴィクトルとすんげぇ突っかかってくるユリオとで、

仲良く花火しているシーンがすんごい心に染みる。

 

ヴィクトルに敬語で話してるのとかめっちゃ新鮮っていうか、そっか最初はこうだったよなぁと。 

ヴィクトルに対して堂々と接するユリオに引け目を感じちゃうくらい、まだまともに話すこともできない勇利。

 

なのに、EDでは髪の毛整えてもらったりふざけ合いながらシャワーを浴びてるシーンとかあって、最終回くらいにはこれくらい仲良くなってるのかなって胸熱しながら見ていたのに、公式は斜め上を突っ走ってくれました。

そういう意味でも見返していて、懐かしい~なんて。

 

 

 

何回も何回も見たけど、何度見返しても楽しいって思える。

あ〜良い。