naota’s diary

アニメや漫画の感想を好き勝手に解き放つ感想妄想ブログ。男女とかBLとか夢とか感想に擬した自分語りとか入り乱れているのでご注意を。

【映画感想】見終わった後「ギヴン 映画 梶さんひどい」って検索しちゃった

 

映画『ギヴン』を見てきました。

TVシリーズを本放送・再放送と見て、9話に至っては何回も何回も繰り返し見て号泣しているのに原作はまだ未読なゆるオタなおたです。

 

さて!

映画ギヴン見てきましたが、「なんやて」状態だったので感想を綴りたいと思います。

 

絶賛な感想ではないので、少しでもそういうのを読みたくない方はスルーでお願いします!

あとネタバレありです!

 

 

 

メイン大人組の感情の流れがわかりにくかった

特に雨月と梶さんの2人。

TVシリーズを見ていて、「もう感情はないけどなぁなぁで一緒に暮らしている関係性」と思っていました。

 

それもあってか、

  • お互いが本当は好きなのに離れなきゃと思っている
  • なのに離れられない微妙な関係

みたいなのが入ってこなくて。

だからか、雨月と梶さんに感情移入があまりできませんでした。

 

最後の別れのシーンで雨月が泣いたところも

「え、結局雨月も本当に梶さんのこと好きだったの???」

と見ていてきょとんでした。

 

なら、なんで「新しい彼氏連れ込んでるから今日は他のとこ行って」とか言ってたんだろう? と。

梶さんを振り回して、振り回された梶さんは春樹さんを振り回して。

 

 

うーん。

私が「好きなのに離れなきゃ」みたいな大人の恋愛を経験してないからなのかなぁ。

 

ギヴンの「大人組」の年齢なんてとっくに超えているんですけどね……。

 

 

 

 

春樹さんにめっちゃ感情移入。 だからこそしんどすぎるあのシーン

 

冒頭のシーンの「周りは天才ばかり。自分は凡人だ」って思うシーン。

このあたりで、「めっちゃわかる……」と春樹さんに感情移入。

 

バンドメンバーの中で自分が一番年上なのに、年下みんなは天才・デキる人ばかり。

そっと想いを秘かに寄せている相手は元カレといまだ同居中。(しかも自分だけ知らない)

果てはバンドの庶務関係も担っているのに、みんな連絡をちゃんと聞いてくれない(笑)とか。

 

不憫! 

 

不憫!!

 

春樹さん、幸せになって……!

 

 

ていうかなるんだよね? この映画で!

 

と、

 

紆余曲折あってようやく想いが伝わりハッピーエンディング。

そして胸きゅんドキの初夜。

 

を勝手に想像してしまっていたため、

 

 

あ、あ、あ、あのシーンは!

 

ひどいって。心えぐられるってぇ。

 

 

秘めてた想いが実はバレてて

伸ばしていた髪を侮辱されて

抵抗したのに無理やりされて。

果ては「お前には何も求めていない」みたいなことを言われ。

 

ええええぇぇ 

泣いちゃう! しんじゃう!

 

 

あれっ梶さんってこういう男だったの??

自分のこと好きとわかっている相手にこういうことできる人??

とプチ混乱。

 

 

 

賢者タイムに入り、「さっきはごめん、本当はお前のこと……」みたいな流れになるかとも思いきやそんな雰囲気はなく。

 

 

春樹さんが泣きながら歩いているシーンあるじゃないですか。

あの描写が印象的すぎたというのもあるのだろうな。

春樹さんの辛さがめちゃくちゃ伝わってきて。

なのに、風になびく髪が綺麗って思う。

 

 

 

ここ、追いかけていって優しく泣き止ませて仲直りするところー! って思ったのに。

梶さん来なかった。

 

果ては、「(お前のことは何とも思ってないけど)家追い出されて行くとこないから泊めて!」的な発言とか

 

いやーーーー!!

正直私だったらあんなことされてあんなこと言われた瞬間にとある部位を力の限り蹴り上げてるよ! って思いました。

ていうか映画観ながら何十回か頭の中で蹴り上げてた。

 

 

ここで、ちゃんと「俺は怒っているんだからね!」と言葉にして、自分の感情を伝えられる春樹さんが素敵だなぁと思ってしまいました。

バンドメンバーじゃなかったら追い出してたって、大人かよ。

 

 

後日、音合わせで調子がでなくて

自分なんか凡人だ、音が合わせられないという春樹さんに、

(え、春樹さん待ってそこ? 思い悩むとこそこ? ってなんか心配になる私)

 

 

梶「お前が下向いて演奏しているからだろ!(キリッ)」

 

 って

 

 

いやいやいやいやいや!!

 

どの口が言うか!!

 

 

どうやったら何年も思いを寄せていた人に無理やりやれたうえに自分は何も求められていないと突き付けられて玉砕したのに、当人いる目の前で絶好調な音出せるんじゃい!

 

 

そんな感じで、ずっと

「春樹さん辛み……」

と思いながら観ていました。

 

 

 

なんやかんやハッピーエンドになったけど

結局どのあたりで梶さんが春樹さんのこと好きになったのかわからなかったんですよね。

だから最後の告白シーンも響かず。

春樹さん良かったねぇとは思ったけど!

 

 

「音楽をとるか、好きな人をとるか」

の問題で雨月と真っすぐ好き合うことができなかったのかなーというのは映画を通してわかってきたけど、

真冬の歌を通して、雨月との別れの決意ができたけど。

そこから、さーっと時が流れすぎて、いつの間に感。

 

 

高校生組の安定感よ

他バンドのライブシーンを見終わった後の公園の2人。

並んで同じ姿勢でぽ~っと空を見上げているシーンが可愛いすぎてヤバイ。

 

真冬の、「欲が出てきたかな」につーんと感動しました。

音楽に対しても。あとたぶん自分が幸せになることも。

なんか、ずっと、親のこととか由紀のこととかで、この子は自分だけが幸せになることを許せないでいたみたいなとこがあるのかなーなんていうのを見て思っていたので。

 

今、音楽と出会って立夏と出会って。

自分が夢中になれるものと出会って「新しい好きな人」が出来て。

 

 

そして、「欲が出てきた」って、良かったなぁってつーん。

 

ほらっておいでする立夏の彼氏様感よ……。最高。

 

 

あと、ハンバーガー食べてるシーンめちゃくちゃ可愛いんだけど。

さりげにトレーにバーカー3つとかあって、男子高校生の食欲なの可愛すぎ……。

 

 

冒頭のシーンでも、梶さんに対して

「援交?」 (ここ聞き間違いかもしれませんが)

って聞いてたりとか。

 

えぇっ先輩にそんなぶっこんだこと言っていいの?

音楽界隈って先輩後輩厳しくないのかなぁってちょっとビックリ。

 

ふわふわした雰囲気しながら結構ズバズバした子だなぁと改めて思いました。好き。

 

 

 

ライブシーンはやっぱり凄いよ! 映画館で見てよかった!

すいません語彙力がなくて説明できないんですけど、やっぱり音響って凄いですね。

立体感? ライブ感?

 

演奏シーンももちろんそうだけど。

演奏始まる前の、真冬の吐息が。

凄く耳に響いてこっちまで心臓ドキドキしてきちゃったよー。

 

 

特別上映で見たので、冬のはなしのライブ映像も見れたのも良かった~~~。