ん尾形ぁぁぁああああああ!
— naota (@ka_naota) 2022年3月24日
トレンドってたの仕事の合間に見かけて1日ウズウズしたかいがあったというか無事に情報過多で心臓がはち切れそう
この「アンサー」はヤバい。
今までのあのシーンもこのシーンもこんな思い抱えてたんだぁとかってなっちゃうから何百回でも読み返して楽しめるよねヤバい。
尾形あぁぁぁぁああああああ!!!
網走監獄での杉元ショット。
初ヒンナヒンナ。
氷上でのアシㇼパさんとの対峙。
思えば私は何回尾形に度肝を抜かれてきたことか。
正直、尾形のことは「何考えているのかわからないキャラ」でした。
行動の軸が謎というか。中央のスパイ的な存在? となった後もしっくりこないというか。
ヤンジャンのコメント見る限り、結構人気キャラなんだな〜と思いつつ、その良さがわからぬままでした。
が!!
あ〜〜〜〜〜!!!!
あったんだ……罪悪感っ!
なんかすみません、にわかで新参者ですが、突然尾形の良さがわかってしまいました。
なんて人間味の溢れる人だったんだろうかと。
いつの回だったか、アシㇼパさんのおばあちゃんの子守唄が流れる中で眠る姿を描かれていたシーン、あの時のそっと丸まって眠る姿がすごく鮮明に思い出されて、なんか急に「あぁそうか、この人はこういう人だったんだ」って。
独りでずっとそっと耐えて生きてきたのかなぁって。
心の奥底で抱えていた罪悪感に気づかないように抑え込んで蓋をして。
おっ母もさ。
最初に読んでいた頃は、そんな動機で母親を手にかけるなんて、って思いましたよ。末恐ろしい子、と。
けれど、よくよく考えたらまだ「死」に対する概念が確立していない頃で、ただただ純粋に「お父さんが来てくれるかも」って思って行動しちゃったのかなーとか。
思い返せば、私自身も「天国」という言葉を知った時に、親に聞いたことがあります。
「『天国』ってなあにー?」と。「死んだら行く場所だよ」と返されて、「へー! じゃあ死んでみてー!」と言って、怒られた記憶があります。
あれが何歳の頃だったかは覚えていないけれど、死んだらもう会えないってことだとか、あの頃はまだわかっていなかったのかなぁと。
そんなことをふと思い返して。
幼少の尾形も本当にどんな思いで母親に毒を盛ったかわからないけれど、もし「死」という概念がわかっていなくて、ただただ純粋に「最後に父親が会いに来てくれるかも、なんならおっ母が喜んでくれるかも」なんてやってしまっていたことだったら。
後々になって、ことの重大さがわかるようになって。
そして「意味なかった」ことと気づいてしまう時が来たとしたら。
どれだけの後悔に潰されそうになって生きてきたのかなとか。
もうあの「考えるな」って言い聞かせているシーンとか、押し潰されそうではち切れそうでおかしくなってしまいそうな描写が迫力ありすぎて、もう心臓にズシンって来るん。
そんな罪悪感とか、考えたら押し潰されそうになりそうなことを、心の奥底にしまい込み独り闘っていたのかなとか。
こんなに必死に、自分のやってきたこと生きてきた道を否定しそうになるのを必死に振り払い、「でも……まだ死ねないんだよな」って、まだあと何が残っていたんだろう。
作中でも、多分尾形は誰からも理解されていなくて。
最期の時も、傍目から見ると「急に悪霊とか言い始めて自決した謎な人」になっていて。そうして誰からも理解されないまま終わってしまったのかななんて思ったら。
そしてそんな尾形を唯一慕ってくれていたのが勇作さんだったのかとか考えたらもう「あああああああ」の無限ループをしてしまう。
過去カットの勇作さんはあれ何してるの。ダメ顔クロスフォークなの? どんな会話してるの気になる。
はぁ。尾形。尾形百之助。
ゴールデンカムイは本当、話もキャラも入り込んでしまう。
そしてそういえばだけど、キロランケとはなんで手を組んでアシㇼパさんを樺太まで連れて行ったんだ? そこでキロランケは尾形のことをどう捉えていたんだろう。
何回か読み返しているのに、すぐに「あれなんだったんだっけ?」と忘れちゃう……。
いやーそれにしても。
怒涛の主要キャラ退場続きで、いよいよ、いよいよ終わりなのかなーとハラハラしつつ寂しくもある。
ヴァシリは結局死んでしまったか謎のまま……。あの銃だけ落ちてきた描写でまだ生きてるって思っていたけど、でも尾形があぁなっては死んでたってことなのかなぁ。ズキンちゃん。
金カムキャラだから多少脳みそ欠けたり走行中の列車から落ちたって大事に至らない! ってあり得そうでいて、いやでもあの至近距離から目玉越しに撃ち抜いたら流石に無理かー! とも。